1940-1950 Vintage ALTERATION WWII British Hospital Chore Worker Jacket
大事にされ愛着があったからこそ、 捨てられずに眠っていた誰かの箪笥の肥し。
1940-1950年代、大戦下イギリスの病院などの施設で 働く人達に着用されていたジャケットです。
ダークグレーのウールトロピカルの生地は経てきた年月を 感じさせないシックでありながら軽やかな風合いです。
働く人達のためのジャケットだった痕跡を残すポケットの補強布を手で作り変え、
ポケットのフォルム自体も丸みのある形に調整するとともに、
裏地をつけてポケットに膨らみを持たせ、さらに裏地だけを手ですくい抜いしてポケットの端を
浮かせるようにしながら身頃に縫い付ける事で立体感と表情のあるポケットに調整しました。
チェストポケットも同じ様に丸みのある形と
膨らみを持った形に調整したユーモラスな表情です。
本来1枚で仕立てられたジャケットに、 ライナーのラスティックコットンを手でまつり付け、
ミシンでは生み出せない手縫ならではのふくよかな縫い皺の表情を 加え、
表地と裏地の生地の縮率差が作る、弛み、皺、歪みが作る
崩したシルエットを生み出しています。
さらにアーム、背中心、両脇のシームを
ラスティックなリネン糸でラフなステッチをかがり付けて生み出した、
手の仕事じゃなければ作れないパッカリングが
このジャケットの存在感を際立たせます。
麻糸で丁寧に手付けした、フランスの納屋から
出てきた古布で包んだ包みボタンのちからボタンと、
ボタンはランダムに選んだバッファローホーンボタン。
ライニングにはハンドステッチで周りをまつった内ポケットを新たに。
切羽はボタンホールを手でかがり、手で作り出した変則仕様のもの。
着こなしの変化の楽しみを何倍にも広げる袖口の表情が加わりました。
「古いだけ」「新しいだけ」ではでき無い事を可能にする、今と古さを愉しみ繋ぐ、1着です。
サイズ 1(46 相当 )
肩幅 41cm
バスト(脇下) 49cm
袖丈 61 cm
着丈 66cm
イギリス/日本製 表地 ウールトロピカルクロス ウール100%
ライナー ラスティックコットン コットン100%
1940-1950 Vintage ALTERATION WWII British Hospital Chore Worker Jacket
[ALTERATION By Manure Of Drawers] SOLD
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