Indigo French Linen Over Shirt
羽織ってもボタンをとめてもさまになる、少しルーズなインディゴリネンのギャザーシャツです。
長めのハーフスリーブとドローコードの潜む裾。コードを絞って遊んだり、袖の長さで遊んだり。
アウターの顔を併せ持つ、着る人のアレンジ次第のさじ加減が見せ所の1着です。
私たちのStandardはいつも、ひねりとへそ曲がりの入ったベーシック。
このシャツのベースも、ミシンのステッチを極力表に出さない仕様。
ミシンステッチが出ているのは右身頃の前立てと裾のみで、
台襟の付け根も押さえのステッチは行わずに手まつりになっています。
台襟、上前立、袖口の裏は手まつり。
表にポツポツと頭だけをのぞかせる、表情豊かな小さなステッチ。
口を手でまつって、中縫いしたポケットは緩やかな膨らみがミシンには無い表情。
シャツには少し大きなサイズをランダムにチョイスして付けたヴィンテージのガラスボタンの、不揃いな色と形もアクセント。
ステッチの無いリラックスした柔らかな表情のラウンドカラー。
風をはらんで、トラペーズラインを描くたっぷりとした分量のある背中。
ドローコードを絞れば、アウターのような着る人次第の遊びにあふれたシルエット。
生地はフランスのフラックスの質の良さを示す、細く撚られた糸の軽く柔らかな風合いです。
牛飼いのMaquignonが着ていたBiaudeに使われたVilletteのように、虫除けや汚れ隠しのために麻をインディゴで染めた糸や生地は、綿よりも麻が身近にあったフランスならではのものです。
着込んでゆく事で現れる経年変化が、その人だけの新たな顔を作り出す。
インディゴならではの育つ表情も楽しさの一つです。
肩も脇も袋縫い。ステッチを表に出さない為の少し面倒な工夫です。
ボタンはランダムにチョイスしたフレンチヴィンテージのガラスボタンです。
有名なチェコやベネツィアの物のように凝ったデザインや、カラフルな色使いの装飾的で高価な物だけではなく、庶民や労働者にむけた実質的なシンプルな形がたくさん作られて浸透していたフランス特有のもの。
白濁したミルク色のヴィンテージのガラスボタンは、プラスティックがまだなかった頃に、骨や角、貝や金属よりもずっと安価で大量生産ができた、フランスならではのものでした。
今もこれからも新しく古びない、洗い晒しがつくるしわ。ただ、きれいなだけじゃなく、ラフなだけでもない。言葉にできない味のあるもの,
それがMANURE OF DRAWERSの考えるSTANDARDのカタチです。
サイズ2 (ワンサイズフリー)
肩幅 43cm
ネック 42cm
バスト 56cm
袖丈 37cm (1ロールアップすると32cm)
着丈 76cm
日本製
フレンチリネン 麻100%
コットン/リネン コード 綿/麻
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Indigo French Linen Over Shirt
[STANDARD By Manure of Drawers] ON SALE