1950-1960 Vintage Indigo Dyed French Linen Fabric Made Gilet
シャツとパンツのプレーンなスタイルにニュアンスを加えたり、ジャケットの着こなしをランクアップさせたりと、あれば便利なジレ。


生地は1950年代のもの。国をまたいだ分業化が発達したリネン産業では、今では栽培、紡績、製織は別の国で行われることがほとんどです。全世界のリネン原料の亜麻(フラックス)の75%~80%を産出するフランスでも、栽培以外の工程は国外で行われ、すべてをフランス国内で行ったリネンは貴重になってしまいました。


まだ機械の発達が現在ほどでは無かった頃の低速のシャトル織機、あるいは手織り機で織られた緩やかな顔つきのリネン。シャリ感や張りという感触よりも素朴さを感じる緩やかに撚られたリネンは、昔の生地ならではのもの。


番手の低い糸で織られ、糸染めではなく生地染めでインディゴに染められた生地は、しっかりとしたボリュームを感じられるもの。


生地のダメージ部分は何種類かのインディゴリネンを組み合わせて補修。時間を経た生地に残るダメージ補修は計算外のアクセント。


背身頃は、100年以上前に手織機で織られたアンティークのフランスのベッドリネン。


ベッドリネンの装飾に用いられるフランス独特の刺繍技法のdrawn workを取り入れたバックストラップや補修部分。


裏には未晒しのラスティックコットンを手でまつり付け、手縫ならではの縫い皺のふくよかな表情を作り、洗いによる縮絨が作るしわやたるみの味を加えました。


たわみと縫い皺を活かすために手で縫い付けたポケット口とポケット。ボタンホールも全て、リネンコードの手縫いです。


ボタンはランダムに選んだフランスのヴィンテージやアンティークのアニマルレリーフのメタルボタン。


犬、馬、イノシシ、色がくすんだり塗装が剥げたり、1つ1つ違う顔つきのボタンが作る豊かな表情。


前身頃と背身頃をつなぐ脇も肩も脇裾のスリットにある、かんどめもすべて手縫いです。だからこそ生まれるふくよかな皺、手じゃなければ出来ない事、手だからこそ出来るもののかたちです。


サイズ 2
肩幅 = 40cm
バスト= 48cm(脇下)
前着丈= 58cm
後着丈= 58cm2
前身頃= French Vintage Linen / Linen 100%
背身頃= French Antique Bed Linen / Linen 100%
裏地 = Indian Rustic Cotton Broad Cloth / Cotton 100%
ボタン = Vintage Animal Relief Button (Random Choice)
& Antique Fabric Covered Button
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1950-1960 Vintage Indigo Dyed French Linen Fabric Made Gilet
[STANDARD By Manure Of Drawers] SOLD

