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Mid 20th Century French Dead Stock Vintage Gingham Plaid Linen made Gather Pocket Gilet
シャツとパンツのプレーンなスタイルにニュアンスを加えたり、ジャケットの着こなしをランクアップさせたりと、あれば便利なジレ。
少し長めの丈と大きなポケット、なだらかな曲線で描かれた印象的なフォルム。
表地の生地は1950年頃のフランスの素朴なリネン。栽培も紡績も製織もすべてフランス国内で行われていた頃のリネン。今では国をまたいだ分業化が発達したリネン産業では、栽培、紡績、製織は別の国で行われることがほとんどです。全世界のリネン原料の亜麻(フラックス)の75%~80%を産出するフランスでも、栽培以外の工程は国外で行われ、このようにすべてをフランス国内で行ったリネンは貴重になってしまいました。
まだまだ手の仕事と職人の勘が多くを占めていた時代のリネン。素朴な表情に味のある糸で織られた柔らかな顔つきのGingham Plaid。
様々な色の組み合わせの中でも、とりわけフランスらしさが感じられる生成りと赤のギンガムチェック。この生地を見ると、ギンガムの発祥はマレー語の「Genggang」ではなく、フランス北西部、ブルターニュのイギリス海峡に臨む田舎町Guingampなのだという説に1票を投じたくなります。
背身頃に選んだのは、19世紀の終わり頃の120年以上前に手織機で織られたLinenのアンティーク生地。
日本の「生成り」という色の語源になった、FLAXそのままの自然な色。少し間隔をあけてドビーのボーダー文様を織り込んだ生地は、手動織機でしっかりと織られ、素朴な味わいでありながら、趣のある凛とした表情を持っています。
味のある背中。
裏には未晒しのラスティックコットンを手でまつり付け、手縫ならではの縫い皺のふくよかな表情を作り、洗いによる縮絨が作るしわやたるみの味わいを。
ギャザーを寄せたポケットは、大きさと丸く立体的なフォルム、裏地とのコントラストが相まってとても印象的な表情。
ボタンホールも全て、リネンコードの手縫いです。
ボタンはフランスのantiqueとvintageのガラスボタン。
1つ1つ違う顔つきや色のボタンが作る豊かな表情。
前身頃と背身頃をつなぐ脇も肩も手縫い。だからこそ生まれるふくよかな皺、手じゃなければ出来ない事、手だからこそ出来るもののかたちです。
サイズ 2
肩幅 = 35cm
バスト= 49cm(脇下)
前着丈= 67cm
後着丈= 57cm
前身頃= French Vintage Gingham Plaid Linen / Linen 100%
背身頃= French Antique Hand Woven Linen / Linen 100%
裏地 = Indian Rustic Cotton Broad Cloth / Cotton 100%
ボタン = French Antique & Vintage Glass Button (Random Choice)
& Antique Fabric Covered Button
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Mid 20th Century French Dead Stock Vintage Gingham Plaid Linen made Gather Pocket Gilet
[STANDARD By Manure Of Drawers] SOLD