1940-1950 Vintage French Old Manufacture “Sportic” Cotton Canvas Hunting Jacket
フランスはヨーロッパの中でいちばんの狩猟国です。ジビエを楽しむ文化を根底に持つフランスでは、プロの猟師だけではなく、狩猟を多くの人々が趣味として楽しんでいます。
フランスではレジャーやスポーツとしてのハンティングは、サッカーに次ぐほどの人気を持つ競技だと言われています。狩猟免許を持つ人数が120万人以上(ほとんど男性)というのは、狩猟免許取得資格のある、16歳以上のフランス男性の約5%に相当し、サッカー愛好者の220万人に次ぐ人数で、テニス愛好者の110万人よりも多いのです。
以前は生活の糧を得るための仕事として猟をする猟師以外にとってのハンティングは、貴族などの特権階級と裕福な層の楽しみであり贅沢な遊びでしたが、現代では幅広く楽しまれています。
このジャケットは、2002年に破綻してしまったフランスの老舗企業の“Sportic”社が製造していたもの。元々の深く濃いキャメルブラウンが、枯れた色合いのベージュになるほど、着込まれ、洗われ、日に晒されています。
しっかり緊密に織り上げられた頑丈な生地が、擦り切れ、くったりするほどにまで使い込まれた愛用の印。残っていた丁寧なdarningが元の持ち主のこのジャケットへの愛着を示しています。
修理されきっていなかったダメージへ新たに施したdarningとpatch。魅せる繕い。
フラップの裏地を取り替え、ポケットも解体して裏に生地を張って作り直しています。糸を解いた跡に残った元々の生地の濃い色の部分が、まるでステッチがあるかのようなラインを描きます。
このジャケットが趣味やレジャーの為のものなのだという事を表す、動物のモチーフが浮き彫りで象られた金属のボタン。あえて様々な素材と、いろんな動物のモチーフをランダムに選んで付けています。
少し塗装が剥がれたり、サビがあったり、色がくすんだりするボタンには、このジャケットと同じように、長い時間の痕跡が刻み込まれています。
背中には狩の獲物を入れるゲームポケット。ポケットの存在を示す大きなフラップが印象的です。
アクセントとして入れたステッチワーク。vintageのリネンコードを一針一針丹念に刺して十字のモチーフを描きました。
ラウンドしたパターンの襟周りの表情は、古いフランスのヴィンテージならではの独特の雰囲気が漂います。
フランスならではのテーラードの基本に則った立体的なパターンで仕立てられたジャケットは、ハンティングの為につくられた機能性だけではなく、フランスのエスプリ精神と美しさと力強さに溢れています。
オリジナルのライニングを素朴なコットン生地に変更し、ヴィンテージの重いイメージを中和して、清潔でモダンな印象と、着込まれた風合いを両立させたジャケットになっています。
フランスのヴィンテージウェアとして人気の高いハンティングジャケット。年代とコンディションのバランスの良いものは年々希少になり、どんどん高額になり続けています。
ライナーの取り付けと裾まわりの手の仕事。硬い生地を一針一針、丹念に縫い止めたステッチの手仕事ゆえの自然な乱れは豊かな趣を与える時間の結晶です。
ベーシックでありながらどこかモダンな佇まい。そんな、古いだけ、新しいだけでは、出来ないことができる服。服に骨董的な価値だけや、自分を高く見せる値札の役目を求めない人達の為のただのビンテージをやめた服。
サイズ 2
肩幅 =45 cm
袖丈 =59 cm
バスト=56cm(脇下)
着丈 =72cm
フランス/日本製
Outer Fabric = Cotton Canvas / Cotton 100%
Lining Fabric = Indian Rustic Broad Cloth / Cotton 100%
Button = Vintage Animal Relief Button (Random Choice)
& Antique Fabric Covered Button
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1940-1950 Vintage French Old Manufacture “Sportic” Cotton Canvas Hunting Jacket
[ALTERATION By Manure of Drawers] SOLD